
【梅雨対策】日本人だからこその知恵 二十四節気から季節を感じよう
7月になりましたね。
7月に入ってもまだまだ梅雨は続きます。わたし以前はほんとう〜〜〜に梅雨が大っ嫌いだったのです。
仕事の関係で雨に影響されたということもありますし、普段はすこぶる元気なのにこの時期特有の体調の変化などにも対応しきれなかったりしたためです。
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でも最近気づくようになったのは日本人はその季節を適切に過ごすという知恵が古来から根付いていたんですね。それを蔑ろにしていたため「雨だ!うぎゃ〜」「湿気だ!うお〜」と騒いでいて情緒も何もありませんでした。
この時期が梅雨であるからこそ、食物が育ち秋には豊穣を祝うことができるということ。昔の人からしたら「当たり前ですけど何か?」ですよね。
さてそこで、日本には二十四節気というのもがあります。知っているようで知らないという私みたいな人もいるのではないでしょうか?
ちょっと為になる話
二十四節気とは旧暦で立春を基準に1年を24等分した季節のことです。
四季は春夏秋冬と4つにしか分けませんが、それをもっと細かくし、その季節の特徴や情景を捉えた名前がついています。
立春、春分、立秋、秋分、冬至など、当たり前に知っているようなものもありますよね。
今月は二つの節気「小暑(しょうしょ)」「大暑(たいしょ)」があります。
小暑は7月7日頃で、暑さが増し、太陽の進む速さが詰まってくる頃
大暑は7月23日頃で梅雨明けの後のもっとも暑気の厳しい頃と言われています。
実はこの時期をさらに細かく、初候、次候、末候と分ける七十二候というものもあります。
小暑
初候 温風至 (あつかぜいたる) あたたかい風が吹いてくる
次候 蓮始開 (はすはじめてひらく) 蓮の花が開き始める
末候 鷹乃学習 (たかすなわちたくしゅうす) 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
大暑
初候 桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ) 桐の実がなり始める
次候 土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし) 土がしめって蒸し暑くなる
末候 大雨時行 (たいうときどきふる) 時として大雨が降る
これらは今の環境では少しずれてしまっている場合もありますが、昔は農業の目安として便利に使われていたんです。こうやってその時期特有の特徴や情景を知ると、日本人は本当に自然と密着して生きていたのだなと感じます。
まとめ
梅雨だから嫌だ。雨が苦手という前に、今の季節そのものを感じてみるもの良いですよね。忙しい時代に生きていますが、やっぱり1日1日を大切に過ごしたいです。移ろいゆく季節を感じることこそが日々を大切にすることにつながるのかな?と二十四節気をみて思い出しました。
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