
パリ日記 パリにて自分の心の鎧に気づく
私は日本では東京に住んでいるのですが、
パリにいると「東京にいる時ってまるでこころに鎧をつけているようなんだな」と感じました。
海外に行くといろんなカルチャーショックがありますが、
私の場合は逆に日本で普通に感じていることの方がカルチャーショックでした。
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というのも、
街中で歩きながらたばこを吸うパリジェンヌや、
バスのなかにパグ犬を抱えたまま乗って来ちゃうパリジャンとか、
バスの中でどうどうと赤ちゃんに授乳してる黒人ママとか、
電車の中でキスしまくりのイチャイチャカップルとか。
今の日本だと、これやっちゃうとかなり白い目で見られますよね。
お国柄が違うといえばそうですが、
こういうのを見ちゃうと、逆にこの人たちが日本に来たら「え?だめなの?」と驚くほど
自然にそういうことが当たり前になっているようです。
で、不思議なのは彼らではなくて私の気持ち。
日本で同じ光景を見たら、
私は「何この人!非常識!」と半径10mにいる誰よりも厳しく「真っ白な目」で(笑)見ちゃいそうですが、
パリではむしろ「微笑ましい」何て思っちゃうのです。
この違いってなんなんでしょうね。
日本では、
ほぼやっている人はいないし、
それが常識なんだけど
パリだとすごく寛容で、逆にそれが当たり前。
きっと「フランスだしね」と
私の頭の中もフランス仕様に変換されているのでしょう。
日本だと「別にいいじゃん」はわがまま認定されちゃいますもんね。
「これはダメ」が多すぎると必然と自分や他人に厳しくなるし、
結構電車乗るだけでイライラしちゃうのはこういうのもあるのかもしれません。
そう考えると、
普段は日本で結構重い心の鎧を被っているのかな〜と感じます。
なので、パリに来てこころの鎧を脱いだとまではいきませんが、
心に鎧をつけていたんだなと気づけたように思います。
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