緊急事態発生 ニースに行けない!? 12日目 【パリから旅した18日間 Douzième jour】

緊急事態発生 ニースに行けない!? 12日目 【パリから旅した18日間 Douzième jour】

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2016年7月「1年で365本のフランスパンを食べるブログbaguette365」というブログのために、

フランス〜モロッコ〜ベルギーへの旅にでた。

【これまでの続き】

ベルギー チョコ天国で大人買い11日目 【パリから旅した18日間 ONZIÈME JOUR】

 

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ブリュッセルを旅立つ朝。

目が覚め、

昨晩ネット検索で使ったまま枕元にあったiphoneを手に取ると、

画面に日本の友人達から驚くほどメッセージが入っていた。

 

「カレンちゃん!ニースでテロがあったみたいだけど大丈夫?」

 

「ヘっ?????」

 

何事かと思ってテレビをつけると

画面にはこの日向かう予定だったニースでテロらしきものが起き

大惨事になっているというニュースがどのチャンネルでもやっていた。

 

「うそ!!!!!!!」

 

ベットから飛び起きて、意味もなくテレビの近くまで行ってニュースを見てみるが、

フランス語なので何を言っているのかわからない。

 

すぐにネットで日本のニュースを検索したところ

ニースで花火を見に来ていた観光客の列にトラックが突っ込んだというニュースだった。

とりあえず、一番心配しているだろうと思われる家族に無事だというメッセージを送り、

そのあと、

メッセージをくれた友人たちに「まだベルギーにいるから無事です」ということを返信した。

フェイスブックにも「無事」ということを投稿したところ、

たくさんの友人から

「安心した」「無事でよかった」「残りの旅を楽しんで!」という前向きな友らしい激励のメッセージをもらった。

本当にありがたかった。

 

けどホッとしてもいられない。

私には選択しなければいけないことがあるのだ。

 

「ニースに行くか?行かないか?」

 

答えはすぐにでた

 

「行かない」

 

こんな状況では行けないという選択肢しかなかった。

ホテルも飛行機も予約済みだったが、キャンセルしても何も惜しくなかった。

 

「パリに戻ろう」

私にはパリに戻ることしか思い浮かばなかった。

不謹慎だがパリに戻るっていう響きをちょっと嬉しく感じていた。

 

決めたらすぐにしなければならないのは、

今夜から泊まる場所だ。

ホテルズドットコムで3日間泊まれるホテルを探した。

パリに戻った時に宿泊する予定の予約済みのホテルは残念ながら満室でとれなかった。

しかし、近くに綺麗でお手頃な値段のホテルが3泊宿泊できるところがあった。

即予約し、宿泊場所の確保はできた。

「ホッ」

 

あとはキャンセル手続きだ。

ニースへ向かうため予約しておいたブリュッセル航空の日本支社にメールをしたところ、

すぐに返答がありキャンセルの手配をして、しかも少しだか返金もしてくれるとのこと。

ありがたい。

ニースで予約していたホテルはサイトですぐにキャンセルできた。こちらは返金不可。

あと残りは、ニースからパリに戻るイージージェットのエアチケット。

これは、当日乗らなければ勝手にキャンセル扱いになるということを日本の友人に教えてもらいそのままに何もしないことにした。

 

ここまでベッドを飛びだしてから、約1時間くらいだったと思う。

少し安心したので、ホテルの朝食を食べに行った。

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カフェに行くと、テレビのニュースはもちろんニースのことをやっていた。

この時点では「テロ」と報道されていたので、

数ヶ月前にテロが起きたブリュッセルは他人事ではないのだ。

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ホテルオーナーのマダムの顔を見て安心して

「実は今日ニースに行く予定だったけどすべてキャンセルしたの」と話すと

「賢明だわ」と言ってもらえた。

正直、自分だけの判断だと不安だったけど、マダムに肯定されたことが嬉しかった。

パリに戻るためのタリス(列車)もネットで予約でき、少し心に余裕が戻ってきた。

この時ほど、「ネットってなんて便利なの!」と感謝した日はなかった。

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パリに戻るタリスは午後に出発の便を予約したのでブリュセル滞在時間が延びた。

ホテルをチェックアウトして、スーツケースは預け、

列車に間に合う時間までホテル周辺をもう少し見て回ることにした。

 

とは言っても行く場所もあまりなく、

近くにあった「ルパンコンディアン」に入った。

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日本でもなじみのあるお店というのはこういうときにありがたい。

 

ちょっと規模は違うけど、

マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなど

全世界どこにでもあって、誰でも知っている店というのは異国を旅している身にとって

オアシス的な安心感を与えてくれている貴重な存在なのかもしれない。

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ホテルの朝食を食べたばかりのような気がしたが、

日本の外務省から安否確認のメールが来たり、

残りの手続きをしていたのでゆっくり食べられなかったため

ランチというかブランチのような感覚だった。

その時の記事はこちら↓

外務省の「たびレジ」に登録しておいたら安否確認の要返信メールがきた

 

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美味しそうなのに、あまり喉を通らない。

この時初めて自分は動揺しているんだと気付いた。

そりゃそうだ、異国の地でテロに遭遇したかも知れなかったのだ。

ニースに行く予定が1日早かったら・・・・。

しかしこの時はまだ自分の強運を喜ぶ余裕はなかった。

 

ホテルに戻り、マダムとスタッフくんにお世話になったお礼を言い、地下鉄で駅に向かった。

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こんな時なのにパリに向かうタリスは満席だった。

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朝からがんばったご褒美ということで

車中ピエールマルコリーニのチョコを食べた。

一時の幸せ。

 

 

テロという国を脅かす事態が起きているフランス。

実際に数ヶ月前テロが起きたパリはなおさら緊迫感が高まっているに違いないし、

街が混乱していたらどうしよう・・・。

パリに戻るって選択は正解だったのかな?

あれ?

もしかしてベルギーに残るっていう選択もあったんじゃない?

そんなことを考えていたら

タリスはパリに着いてしまった。

 

列車から降り、

気を引き締めてホテルに向かうことにした。

 

しかし、

「駅は厳戒態勢に違いない!」という私の心配をよそに、

警察官や軍の人たちが配置されている様子もない。

 

あれ?と思いつつ、

地下鉄に乗り、朝急遽予約したホテルまで向かった。

前半ステイしていたホテルの近くに取れたのが幸いで、最寄りの駅も同じだ。

 

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きっと街の人たちは怯え、

お店も閉まっていたり、

街中で井戸端会議みたいに語っている人たちもいるかもしれない。

そんなことを想像しながら見慣れた街を歩いてみても、

お店は普通に営業しているし、

街の人もまるで何もなかったかのように普通に過ごしている。

 

パリは平常運転だった!!

 

「パリ、あんたって人は・・・・」

 

そして”ひとり”厳戒態勢の私はホテルに無事到着。

チェックインの際フロントのムッシュに、

ちょっと大げさに、

「本当はニースに行く予定だったんだけど、パリに戻ってくることに決めて急遽ここを予約したの」

と言ったら

 

「あ、そうなんだ」

 

くらいの反応でやっぱり拍子抜け。

 

「パリ・・・あんたって人は・・・」

 

 

続きます。

 

【関連記事】

ニースに行く予定を急遽キャンセルしました。

【パリ旅日記】 旅先でテロが起きるということ

 

【こちらからどうぞ】

パリ〜マラケシュ〜ベルギーの旅 1日目【パリから旅した18日間 PREMIER JOUR】 

パリ〜マラケシュ〜ベルギーの旅 2日目【パリから旅した18日間 DEUXIÈME JOUR】

パリ〜マラケシュ〜ベルギーの旅 3日目【パリから旅した18日間 TROISIÈME JOUR】 

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