
中野ブロードウェイ「香林坊」日本でも台湾素食が食べられた。
台湾素食とはお肉を使わないベジタリアン向けの料理のこと。日本でいう精進料理ですね。台湾ではもとは宗教的な理由で食べられていたそうですが、今では健康目的でも人気があるそうです。
台湾に行くと、よくこの「素食」の看板を見かけていたのですが、どうしても小籠包などお肉を使った料理ばかり食べるのでなかなか素食を食べる機会がなかったんです。そこで東京でもあったらいいな〜と思っていたところ・・・身近にありました。
場所は「中野ブロードウェイ」香林坊さんです。
オタクの聖地と言われる中野ブロードウェイ。完全アウェイな気持ちでずんずん奥の方に進んでいくと見えてきました。香林坊精進料理の文字。周りにはフィギュアやコスプレのお店が並んでいる中、このお店の方が異色に感じてしまいました。
外から見ても安心の分かりやすさです。日本だと精進料理というとなんだか高名な感じがしてなかなか入りづらいかもしれませんが、このように体に良いアピールがされていたら入ってみようかな?と思えますね。
なぜだかこの分かりやすさが逆に新鮮です。お肉系のはまったくなし。ベジタリアンだけじゃなくダイエット中や、健康に気を使っている方にも良いですよね。あとで聞きましたが定食は人気のため売り切れることが多いそうです。
店内に入るとカウンターの中にお母さん(と絶対に呼びたくなる)が一人で切り盛りされていました。先客がサラリーマンの男性と女性二人組み、女性お一人。8席ほどのL字カウンターテーブルしかないのでひとりでも気軽に入りやすいお店です。
禁煙とはっきり書いてあるところがいいですね。
食だけでなくお店の空間も健康的です。
主なメニューは6つ。定食が2種類と麺類です。(光ってしまって見にくいですね)
サイドメニューにはカツの文字がありますがこれも全部素食です。揚げ物、とうふの蒲焼、みそナスなど美味しそうですね。
精進カツ定食(1150円)カツですが素食なのでヘルシーそう。男性にはこれくらいの量がちょうど良さそうですね。満足感がありそうです。
麻ジャンメン(650円)こちらは混ぜて食べる麺ですね。冷たい麺ではなく温かい麺で出てくるのが体想いのお店らしいです。
お母さんがおまたせ〜と出してくれたのがこちら。中華羅漢湯メン(650円)とても寒い日だったので湯麺にしました。見るからにヘルシーそう!
食べようとしたところにお母さんが「この粉をかけるといいのよ〜」と何も答えないうちにコショウのようなスパイスをささっとかけてくれました。どうやら漢方系のスパイスらしいです。
高菜とカイワレ、ひき肉もどき??? 一口食べてみると食感も弾力があり美味しい!なんだろうとお母さんに聞いてみると大豆からできているものだそう。細かいこんにゃくも入っていて味もついているので素食でもこういうのが食べたいという方には嬉しいですね。スープもあっさりしていて、「優しい味」という表現がぴったりです。
素食というのが馴染みない方が多いと思うので丁寧に説明が書かれています。そして「漢方薬で煮た卵」が気になるところです。
台湾出身のお母さんが何を聞いても気さくに答えてくれて、聞いたこと以上の話をしてくれます。冷え性対策や、漢方薬の話など健康について熱心にお話をしてくれました。お店の姿勢はお母さんの人生そのものでもあるようです。
ブログに載せてもいいですか?と聞くと「いいわよ〜私やらないからお客さんが説明してくれてるの」と笑顔で答えてくれました。
味付けがしっかりしていて満足感があるのが台湾素食らしい感じですし、お母さんのお人柄で初めてでもとても馴染みやすいです。
東京都中野区中野5丁目52−15 中野ブロードウェイ 中野ブロードウェイ 2F
*中野駅北口を降りてひたすらアーケードをまっすぐ歩いていきます。ブロードウェイに入ったら2階に上がりだいぶ奥にあります。
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