明治座で歌舞伎を観劇 水も滴るいい男!愛之助が宙を舞う!

明治座で歌舞伎を観劇 水も滴るいい男!愛之助が宙を舞う!

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いや〜〜〜〜 すごいです。

先日、京都南座で市川海老蔵さんの歌舞伎公演を観たときに、歌舞伎の楽しさを知ったと思っていましたが、今回の愛之助さんの歌舞伎を観て、さらに衝撃を受けました。

 

 

その1はこちら→お江戸探訪 明治座ってこんなところ 五月花形歌舞伎を観に行ってきたその1

 

 

今回、明治座で行われる五月花形歌舞伎は片岡愛之助さん、市川猿之助さん、市川中車さん、市川右近さんという歌舞伎の花形スターが出演されています。

期間は5月2日から5月26日までの25日間、昼と夜ぶっ続けの公演です。

昼の部は歌舞伎十八番の内 矢の根 と 男の花道
夜の部はあんまと泥棒 と 通し狂言 鯉つかみ
と別々の演目でした。

私が観たのは夜の部で、こちらの演目、鯉つかみに愛之助さんが登場します。以下ネタバレを含みますが、ぜひ公演中に一人でも多くの方にこの感動を味わっていただきたいというあつ〜い想いで紹介させていただきます。

 

 

まずはイヤホンガイド

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せっかく歌舞伎を観に行っても内容がわからないと楽しみも半減してしまいもったいないです。

このイヤホンガイドを借りれば、演目のあらすじだけではなく、役者の動きの意味や身につけている衣装の意味、歌舞伎の舞台演出の歴史など随所でくわしい説明を聞くことができますよ。

 

 

歌舞伎ってこんなにすごかったんだ!

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鯉つかみのあらすじは

釣島家の息女小桜姫は瀧窓志賀之助という二世を誓った恋人がいたが、信田左衛門清玄から嫁入りを懇望される。否といえば家に難儀がかかる。悲観の涙にくれていると、琵琶湖に古くから棲む鯉魚の精が、釣島家に恨を抱いて、恋人の志賀之助に化けて姫に言い寄り、たぶらかす。お家の忠臣篠原次郎と妻山吹は心をくだいて本物の志賀之助連れてくるや、偽物は水に飛びこんで消え失せる。志賀之助はその妖怪の跡を追って琵琶湖にいき、巨大な鯉と死闘の末に、みごと仕止め、紛失の竜神丸の宝剣も手に入れ、めでたく子桜姫と祝言をあげることになる。

 

実際には若干アレンジが加わっていて、それがこの演目の面白さを引き立てています。あまり舞台の内容を絡めずにすごいと感じたことだけを臨場感をもってお伝えします。

 

 

ここがすごい!その1 愛之助、6変化

鯉つかみは主な登場人物として15人が登場します。そのうちの6人を愛之助さんが演じるのです。

たった今まで舞台にいたはずの愛之助さんがいきなり花道から登場したり、観客がず〜と注目している舞台上で、人物が入れ替わっていたり、もちろんすべて人物が替わっているので着ている着物も替わっているのです。

あんな短時間にどうやって衣装を着替えるの????なんという早替わり!を魅せてくれます。まるでマジックショーのようです。

 

 

ここがすごいその2 愛之助、宙を舞う

ジャニーズのアイドルがライブで宙を舞うのはテレビで見たことはありますが、

歌舞伎ですよ!愛之助さんが宙を舞っちゃうんですよ!

私は2階席から見ていましたが、宙を舞う愛之助さんと目があった!気がする(勘違い?)ほど愛之助さんが観客の頭上を舞いました。

ここで私は気付きます。もしやこれは歌舞伎ではなくイリュージョンなのかも・・・と。

 

 

ここがすごいその3 愛之助、本水で立ち回る

この鯉つかみの舞台のすごいところは本当の水を使って演出をするところです。それでも舞台なんだからそこまで大層に水を使うことはないでしょ?・・・と思ったあなた。

なんとクライマックスには舞台中央に本当に水が入った大きなプールが現れ、その水の中で主人公(愛之助)と鯉の格闘劇が始まるのです。

鯉の口から水鉄砲のように水が愛之助さん目掛けて・・・だけではなく、なんと観客目掛けて水を勢い良く発射するのです。

こ、これは、まるで「ディズニーシーの水かけショー???」

ここで初めて私は、1階4列目くらいまでの客席の人たちに水よけ用のビニールシートを配られているのを知るのです。

明治座が一体感に包まれる

最後に愛之助さんが六方を踏むところなんて観客が動きに合わせて手拍子をしちゃうくらいの盛り上がりよう。

明治座は愛之助さんのすごすぎる演技により一体感に包まれちゃいました。

私ときたら小学生のころに生まれて初めてディズニーランドに連れて行ってもらった時の感動が蘇り「大人のディズニーランドや〜」とこんな気持ちにしてくれた愛之助さんに感謝すら感じました。

まさに「ラブリン」です。

 

 

まとめ

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まだ歌舞伎を観たことがない方、行ってみたいけど何からみれば良いかわからない方、にはぜひともこの愛之助さんの鯉つかみを観ていただきたいと思います。歌舞伎の面白さを知るにはまさにぴったりの演目です。

東京の明治座のあとは6月から大阪でも公演があるそうです。なんと大阪公演では12変化の可能性もあるとか・・・くわしくはこちら

日本文化の素晴らしさはこうやって引き継がれていくのですね。みなさんぜひ歌舞伎を観に行ってみてください!

 

おまけ

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歌舞伎といえば幕の間の休憩に食べるということから名前がついた幕内弁当。劇場でもお弁当が売られていて各自の席で休憩中に食べることもできます。

明治座では予約をしておくと幕内に食事処でテーブル席でゆっくりお弁当を食べることができますよ。

座席で食べるのも良いですが、食事処ならお吸い物や、お茶もついているのでせっかくなのでこういう場所を利用するのもオススメです。

 

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