アメリファンはきっと泣く!フランス映画「愛してる、愛してない」

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私、フランスは好きなんだけど、

フランス映画はあまり観たことがないんです。

 

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今までみたことあるのは、

「アメリ」

「ベティブルー」

「グランブルー」

「猫が行方不明」

「ニキータ」

くらいかな〜と。

この中でもアメリと猫が行方不明は好きだったんだけど、

あとのは絶望的に苦手な感じでした。

 

でも最近、面白いフランス映画を見つけました。

それは

愛してる、愛してない・・・

41naXS+9kZL

これね、

アメリで有名になったオドレイトゥトゥちゃんが主演の映画です。

ジャケットとタイトルを見ると、

アメリを彷彿とさせるかわいいラブストーリーかと思っちゃいそうなんだけど、

 

実はサイコホラーサスペンス映画なんですよ!

 

ここから先はほんのりネタバレ的な説明になりますので

これから観ようという方はどうぞ読まないでくださいね。

 

この映画は簡単に言うと、

オドレイトゥトゥ演じる、妄想癖のある美術学生の恋のお話。

 

あれ?

アメリと設定被ってる???

と思いきや、

そんなかわいいものじゃあございません。

 

この映画、前半と後半でまったく世界が変わってしまう不思議な展開になっています。

世界が変わるって言っても、

登場人物も、場所も、時系列も全て同じなんだけど、

 

前半は、恋をしている彼女目線

後半は、彼女が恋している彼目線

 

で描かれてるんですね。

 

前半はアメリの世界をもう少し現実味を帯びさせたような

恋する女性の葛藤を表している普通の恋愛映画のように感じてしまうのですが、

後半に入った途端、

 

 

「こ、こ、こわ〜〜〜〜〜い」

 

と、叫びそうになるサスペンス調にガラッと変わります。

 

 

 

 

でもどこが、

サイコホラーサスペンスなの?

と思ってしまうのですが、

 

 

(注意!!!ここからは大きくネタバレします↓)

 

 

彼女が恋人だと思っていた男性が、まったく彼女のことを知らなかったとしたら・・・

 

 

ね、サイコホラーサスペンスでしょ?

 

前半は彼女の目線、後半は彼の目線というのがポイントなんですが、

後半に入ると、

「前半のあれは、あれだったの????」

と見事に観客は裏切られるんですね。

単調だった物語が、最後まで気を抜けない展開になっていきます。

 

この映画は若干26歳で監督デビューをした

レディシアコロンバニさんという女性の作品です。

公開はフランスでは2002年日本では2003年なので、

もう13年以上経ってしまっているのですが、

心の闇を描いている世界は、

今の方がリアリティがあるようにも感じます。

この監督の作品、他に探したんだけど見つからないんですよ。

他のも見てみたいな〜。

 

 

【karen’s point】

ネタバレしてしまっていますが、それでも観て損はありません。

映画の中でバラの花がキーワードになっているのですが、

日本版タイトルの「愛してる、愛してない・・・」が花びら占いから

とったのかもしれないのがオツだなと思いました。

(日本版になるとタイトルがおかしくなるの多いから)

 

日本でも一時、話題になった

「イニシエーションラブ」が好きな人はこの映画好きかもしれません。

いや、それ以上にこわ〜いのでアメリファンの方は気をつけてくださいね。

この記事のタイトルのアメリファンは泣くというのは、

アメリの世界観を崩されて泣くかも・・・

という意味で書いてみました。

 

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