「なんでそうなった?」絵に描いたような転落人生〜しくじり占星術〜

「なんでそうなった?」絵に描いたような転落人生〜しくじり占星術〜

Post to Google Buzz
Pocket

 

こんにちは

カレンです。

少し前のこちらの記事にて

空が青いから白をえらんだのです〜奈良少年刑務所詩集〜 感想

「犯罪者=(直結で)悪い人ではないと思えた」と書きましたが

裁判を傍聴しにいっても、

世の中にはそうそうな「悪人」というのはいないのではないか?

とにわかに錯覚してしまうときがあります。

 

もちのろんですが、

罪を犯せば法的に罰せられることが当たり前であってほしいと願いますが、

実際の裁判では、

「なんでそうなった?」

と被告人に小一時間問い詰めたくなるようなものもあるのです。(それは検察官の役目)

 

スポンサーリンク

 

先日途中から傍聴した裁判。

 

法廷に入ると、被告人はすでに証言席に座っていました。

後ろ姿だけみると背が丸まっているものの体格はがっしりしている初老ぽい男性。

 

被告人質問はまだ始まっていなく、

何やら、弁護士と検察官と裁判官が「証拠書類」のやりとりで

わちゃわちゃしている感じだったんですね。

そのやりとりを聞いていると、どうやら揉めているのではなくて、

被告人の病歴を示した「診断書」について

「どれがどれか?」みたいな話をしているようでした。

 

その会話だけでも、

この被告人は

身体的にも精神的にもありとあらゆる体の疾患持ちのようでした。

裁判て被告人の犯行時の精神状態が「鍵」になるところがあるので

弁護人の必死なようすが印象的でした。

 

こんなやりとりを7〜8分見続けて、

ようやく被告人質問が始まりました。

途中から傍聴し始めたため、

人定質問(被告人の名前や生年月日で本人か確認すること)は聞き逃してしまったのですが、

被告人は59歳で、学生時代から結構なエリートコースを歩んでいた人生だったようです。

そのエリートコースとは、

誰もが知っている名門校を卒業し、

希望の大学へは進めなかったものの、

それでも超有名大学には入った。

海外に滞在経験あり、

語学も堪能で、

大学卒業後も超有名企業に就職し、

そこを辞めた後に始めた事業も当初はうまくいっていたそう。

まるで絵に描いたような典型的なエリートコースをたどっていました。

 

私は傍聴していて

「なんでそうなった?」

と小一時間問い詰めたくなったのですが、

被告人と弁護人とのやりとりを聞いていると、

彼のエリート人生はバブルをきっかけにどんどん歯車が狂って行ったようです。

 

バブル期で浮かれていた時代に投資に失敗

36歳の時に父親の死

相次いで妻との別離。

この頃をきっかけに精神的に肉体的にも不調が出てきてしまったとのことでした。

 

不謹慎を承知でいいますが、

この時点は私は、この裁判を最初から傍聴せずに

人定質問での生年月日を聞き逃したことを後悔しました。

なぜなら、

この被告人のようなしくじり人生になってしまった

原因は必ずホロスコープに描かれていると思ったからです。

 

そしてそこには必ず「更生」に向かうヒントがあるでしょうし、

この人が自分らしく生きていける人生プランが示されているので、

同じような問題を抱えている人たちへの手がかりにもなりえると思えました。

 

正直この被告人みたいな人は、

世の中に五万といると言っても過言じゃないと思います。

順風満帆な人生でも、あるきっかけで坂を転がり落ちるように人生を転落していく。

この被告人は最終的には逮捕までされてしまった。

 

言い忘れましたが・・・

この被告人の罪状は「窃盗」でした。

しかも盗んだのは、

わずか数百円たらずの雑誌や新聞だったそう。

 

私は、人様に迷惑さえかけなければ、

いろんな人生の形があっても良いと思っていますが、

それでも、この被告人のように絵に描いたように転がり落ちていく前に

なんとかできなかったのか?と思えてなりません。

 

生年月日がわからないためホロスコープはだせませんでしたが、

36歳、59歳という年齢をポイントとして考えて見ると、

36歳は太陽の年齢域から火星の年齢域に変わる時期です。

このころに父親や妻との関係が断たれ、

また現在

59歳となるとちょうどサターンリターン(土星回帰)を迎えているといえます。

これだけでも、

この被告人にとっては転機のチャンスは確実にあったと言えると思うんですね。

 

あくまで占星術においての考えですが、

自分の本質とあっていないことを続けていると体にも影響が出てくる

つまり病気にもかかりやすいと言われています。

実際、冒頭の弁護人たちの「診断書」のやりとりを聞いていてもわかったように、

あらゆる病魔がこの被告人を襲っていました。

 

この被告人の応答を聞いていると、

短い時間でも、頭と育ちの良さを感じざるを得ませんでした。

丁寧な言葉遣い、

言われたことにはきちんと明瞭に答える、

ちょっと気にしすぎるくらいの謙遜さ。

元々は、

繊細というか、人にも優しく気遣いができる人なんだと思います。

 

転落のきっかけに父親の死もあると言っていましたので

「父親」の影響も相当強かったのが伺えます。

偉大な父に認められたい、喜ばせたい、

そんな思いでいわゆる”エリートコース”に進んでいたのかもしれません。

 

けれども、人はいつまでも「親の型」で生きることはできないのです。

自分の本質と合わないままだと

いつか必ず歪みが生じて来ます

この被告人はある意味、

時代に飲み込まれちゃったような感じがしました。

どこかで「お父さんを喜ばせなくたっていいんだ」という気持ちが芽生え、

自分らしさってなんだろう?

と本当の自分と向き合う時間があったら良かったですね。

いやいや、でもまだ遅くないです!

それがちょうど今、

土星回帰としてやってきているのかもしれません。

 

裁判はこの後も続いたのですが、

病気の話が延々と続きそうだったのと、

別の裁判を傍聴したかったのでここまでで法廷を出ました。

 

⭐️お知らせ⭐️

4月のホロスコープ鑑定対面セッションは

4月6日(土) 19日(金) 20日(土)です。

くわしくはこちら→ホロスコープ対面セッションin東京 お知らせ

 

⭐️こちらもどうぞ⭐️

空が青いから白をえらんだのです〜奈良少年刑務所詩集〜 感想

グランドトラインもつらいよ〜道路交通法違反〜【しくじり占星術】

金星ノーアスペクトの暴走〜逮捕監禁傷害〜【しくじり占星術】

双子座太陽エネルギーの無駄づかい〜大麻取締法違反〜【しくじり占星術】

 

スポンサーリンク

Post to Google Buzz
Pocket