映画「LoveLetter」

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こんにちは

ホロスコープアドバイザー・カレンです。

気がつけばクリスマスも過ぎて年末にむけてまっしぐらですね。

 

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先日、昔懐かしい映画「Love Letter」を見ました。

言わずと知れた岩井俊二氏の代表作ですが、

公開が1995年だったのでもう30年近く前の映画なんですね。

でも、全然いろあせていないどころか、

むしろだいぶ歳を取ってから観たことで、

登場人物たちの複雑な思いが共感できたりして

随所随所で涙が止まらないほどでした。

主人公の博子は、

雪山の遭難で亡くなった婚約者「藤井樹」の3回忌でおとずれた

彼の実家で卒業アルバムを見つけ、

そこにあった彼の昔の家の住所に手紙を送ったら

来るはずのない返事が届きます。

実は同じクラスに彼と同姓同名の女子「藤井樹」がいて

そっちの住所に届いちゃったという些細なことから

手紙による「藤井樹」との交流がはじまるという物語。

 

公開当時は、「藤井樹」なんて珍しい名前がダブるわけないわ〜いと、

斜に構えて見ていた気もしますが、

それでも小樽の美しい風景とロマンティックで

ノスタルジックな世界観に圧倒されたのを覚えています。

二人の女性を中山美穂さんが2役で演じるってのも話題になりました。

そして、亡き親友のあと主人公を見守る豊川悦司さん。

今も素敵ですが、この当時のトヨエツにはみんなメロメロでした。

でも微妙にかっこよくないメガネをかけてて

かっこよくみせないようにしているのも演出だったのかな?

中学生時代の藤井樹役になんと子役として柏原崇さんと酒井美紀さん。

この二人がまた初々しくていいんですよ。

岩井監督のキャスティングって

見事にその役にピタッとはまった人もってくるのうまいです。

主人公の博子は

彼が自分を愛してくれたのは、初恋の人に私が似ていたから?

ということで悩みます。

こんなシチュエーション、

私の人生にはまったく!経験ないんだけど、

それでもなんとなく共感できちゃう。

でも、逆バージョンはありそうっちゃありそうですよね。

人間てそうそう趣味嗜好は変わんないし、

好きな芸能人に似ているから好きになっちゃったとかあるじゃないですか。

私も高校時代、福山雅治さんに似ている男子が気になっていた時期がありました。

(友達には全然似てない!と言われましたが私にはそう見えた青春ファンタジー)

それってありのままの相手を好きと言えるのだろうか?

ちょっと哲学的な感じもしますが、

でもこういう誰にでもありそうな普遍的な心模様を、

美しくノスタルジックに表現されているからこそ、

この映画が時間をかけても色あせない理由の一つではないかと思いました。

ちなみに、この映画、映像美はもちろんのこと音楽が最高に良いのです。

サントラも持ってたほどです。

 

岩井作品として近年公開された「ラストレター」は

いまいちピンとこなかったんだよね〜。

福山さんも出てるのに・・・。

お正月休み、のんびり過ごす方はぜひLoveLetterおすすめです〜。

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