水エレメントのこじらせ系

水エレメントのこじらせ系

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ネットフリックスで「ヴァージンリバー」というドラマを観ました。

人生につまづいた看護師の女性が心機一転、

新しい人生を小さな田舎町でスタートするというストーリーです。

タイトルの「ヴァージンリバー」というのは

北カリフォルニアにある架空の小さな町の名前なんですけど、

ゆったりと流れる川と雄大な自然がまさにアメリカ!

という感じで見ているだけで癒されます。

 

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・・・が、

「小さな田舎町」でお分かりの通り、

ソーシャルディスタンスなんてク◯くらえ!な住民の密接度が強いうえ、

噂はすぐに町中に知れ渡るコロナよりも感染力抜群の世界。

主人公がロサンゼルスから来た看護師などと自己紹介しなくても

初対面でみんなが自分のことを知っていることに

個人的には絶対に住みたくないなと思っちゃいました(笑)

 

さて、このヴァージンリバーの町長が“超”がつくほどの面倒見の良いおばさんで、

世話焼きを通り越し、いろんなところに首を突っ込んでいく人なのです。

だからこそ町長に選ばれた(押し付けられた?)のもありそうですが

日本でも昔からお見合いをやたらと勧めるおばさんとかいましたので

狭いコミュニティには面倒見のよい人がいるのは

悪くはないものなのかもしれません。

 

以下ネタバレなりますが、

この町長さん、

お節介度がエスカレートして

絶対にやっちゃいけないことをしてしまいます。

それは

「他人あての手紙を勝手に読んじゃった」

しかも渡しておいてと頼まれた手紙だから自分には関係ないブツです。

 

「彼氏のメールを読んで修羅場」(←凛として時雨、風に)

なんてのはこじらせ系恋愛の王道な話ですけど、

親密な関係になるほど相手と自分は別の人間という意識がなくなるんですよね。

これを「水エレメントのこじらせ系」と呼ばせてもらいましょう。

 

水エレメントが強調されている時は「境界線」が曖昧になりやすく、

自分と他人の世界を融合しようとするので、

私はあなた、あなたは私の感覚が強くなるのでしょう。

これはホロスコープで水エレメントが強くなくても、

魚座の支配星である「海王星」が強く働いていると境界がわかりづらくなります。

 

この町長もまさにその典型で、

夫の手紙を勝手に読むわ(前科あり)、

渡しておいてと頼まれた他人の手紙を勝手に読むわで、

明らかに決壊しちゃってるんですね。

挙げ句の果てに「助けたかっただけなの」とか言っちゃうし。

 

でもね、小さな田舎町というだけで

水エレメントの匂いがプンプンしますので、

この町長さんの行動はわからないでもありません。

むしろ、だれでもそういう思いにかられる体験はあるものです、人間だもの。

 

ただここで終わらせてしまうと、

本当に水エレメントのこじらせ系で終わってしまうんですよね〜。

ドラマではこの町長さんも自分がやりすぎたと大反省するわけですが、

そこで自分が孤立していたことがわかるんですよ。

孤立っていうとあまり良い意味に捉えられませんけど、

一人一人切り離された存在であるということに気づくのです。

それが水から火エレメントの流れに続いていくわけです。

 

あくまでドラマの話なんですけどね、

でも少なからず「ドキっ!」とした人もいるのではないでしょうか?

ちなみに、水エレメントが弱めの私なので

最初は「ヴァージンリバーには住みたくないね〜」と思っていたのですが、

物語が進んでいくと

「この狭い世界でこじらせまくっても受け止めてくれそう・・・」

なんて思っちゃったんです。

それが受容的な水エレメントの魅力でもがあるんでしょうね。

 

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