ブログの炎上で感じた日本の闇

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昨日いつも読んでいるブログの方がこんな記事を書いていました。

生後数ヶ月の赤ちゃんを連れ回す親たちに想うことと、“ベイビーハラスメント”について

ただいまコメント欄絶賛炎上中!(消される前にご一読を!)

です。

びっくり!

 

読んでもらうとわかるんですが、

この記事で何を言っているかというと

「生後間もない赤ちゃんを親の都合で炎天下のレジャーなどにつれていくのはどうなの?」

ということです。

 

私は記事を読んだときに、

「そうだよね〜」と思ったわけです。

なぜなら私も実際そういうきわどい光景をみたことがあったからです。

 

数年前、私は残暑厳しい京都に旅行をした際、京都御所を訪れました。

京都御所を見学するには事前に申し込みが必要で、

完全予約制になっています。

つまり意図的に参加することになります。

当日訪れてみると20名〜30名ほどの見学者が案内人の説明を聞きながら

一緒に御所内を見学するというツアーのようになっていました。

 

時は残暑厳しい京都。

 

昔の建物なので、日陰は少ししかありません。

しかも好きに見学はできないので、かなりの時間屋外にいました。

大人でもとっても厳しい状況でしたが、

その見学者の中に、

まだ生まれたばかりのような首の据わっていない赤ちゃんを抱えた若いお父さんが

いたのです。(たぶん他の家族も一緒)

私はそれを見たとき

「え〜〜〜〜〜〜?????????」とびっくりしちゃいました。

なんで連れてきたの?

こんな暑い中生まれたばかりの赤ちゃん連れてきて大丈夫?

と心底心配しました。

正直、親のエゴじゃない!と思いました。

 

その体験があったので、

この記事を読んだとき、

親がいくら旅行やレジャーに行きたいとしても、

場所によってはまだ赤ちゃんを連れて行くとリスクがあるし、他人にも迷惑かけるし、

もう少し成長してから連れて行ったらどうか?というリスク回避の視点の話を含めてのこと

を書いていると思って共感したのです。

 

・・・が、

コメント欄をみると

「子供を持ってから言え!」

「あなたが出生率を下げている」

「親だって事情がある」

と、

怒号のようなコメントが溢れちゃってました。

 

え〜っと、

そういう話じゃないと思うんだけど・・・。

 

おそらくこの記事の中にある

ベビーハラスメントという人によっては過剰に反応してしまいそうなワードが出ているので

火に油を注いでしまったのかもしれません。

 

 

確かに子供を持つと世間的に気を使わなければいけない場面が多々あると思います。

でも「自分が楽しみたいから」と「生後まもない赤ちゃんを一緒に連れていく」というのは

ちょっと親のエゴじゃないかなと私は思ったのです。

だって、京都御所の赤ちゃん、本当に可哀想だったんだもの。

 

 

で、前置きが長くなりましたが、

私が感じた問題はそこではなく(!?)

なぜこんなにも激情しちゃう人が多いのか?

という点です。(え?そこ???)

正直、コメント欄を読んで日本人の読解能力が心配になりました。

 

もしかしてだけど〜

もしかしてだけど〜。

コメントで激情してしまった人たちは、

「罪悪感」があるんじゃないでしょうか?

 

おそらく

「赤ちゃんがもう少し大きくなるまで自分たち(親)の楽しみは我慢しようね」

という親御さんたちがほとんどだと思うし、

そういう人たちはこんな風にコメント欄に書かないと思うんですよね。

それが子供を持った親の責任だとわかっているから。

 

でもそれをこの記事を書いた人の事情もわからないのに、

「あなたも子供を持てばわかる」とか

「結婚されていないんでしょうね」とか

「出生率をさげている」とかいうのは

まったく記事の内容を理解していない証拠です。

これだって記事を書いた人に対して立派なハラスメントですよね。

 

リスク回避の問題を

「赤ちゃんは泣くものなんだから子供を持ってないお前は我慢しろ」という感情論にしてしますし、

「私は子育てでこんなに苦労しているのにあなた(世間)はどうして私を責めるの?」と

自分が我慢できないことを責められているような気分になったのかもしれません。

 

記事を書いた人は、決して責めているわけではなく(たぶん)

「赤ちゃんがいる間はリスク回避のために多少、親の我慢は必要なのでは?」

という一意見を言ったまでです。

残念ながらそれがコメント欄で感情的になっている人たちには伝わっていないようでした。

その上、人格否定までされてました。

お気の毒・・・。

今の日本てストレス社会なので

ちょっとでも攻める理由を作った人に対し

そのストレスをぶつけるがごとく、ひどく感情的になる傾向がありますよね。

 

以前から赤ちゃんの泣き声問題は世間を賑わせていますが、

赤ちゃんは自らレジャーや公共の場に行くことはできないので問題は赤ちゃんではないんですよ。

やっぱり親や大人の問題ですよね。

 

一番大切なのは、大人として「時と場所をわきまえる判断」が必要だと思うんですよね。

私は、映画や観劇にいつ泣くかわからない赤ちゃんを連れていったりするのは

内容によっては場所をわきまえてないと思うし、

逆にある程度子供が騒いでもそこまで気にならないような施設(ショッピングモールやファミリーレストラン等)で「うるさい騒ぐな!」と激怒する大人が居たら「お前がうるさい!」って思います。

他人事ながらブログの炎上をみて、日本て闇が深いなと感じました。

私も心の闇が深いので人のことは言えませんが・・・。

 

最後に、

 

「炎天下の京都御所見学は大人でもあぶないぞ!」

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