
ブラックボックス展事件で思うSNSと東京の闇
昨日のニュースで「ブラックボックス展で痴漢被害!」という見出しをみました。
【炎上】ブラックボックス展が詐欺だと話題に 痴漢被害の報告もあり非難殺到
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このブラックボックス展というのは、
東京六本木のアートギャラリーで期間限定で行われたイベントらしく、
入場料をとって真っ暗な部屋にはいるだけという企画だったそう。
入り口に門番がいて、入場しようとしても、門番に選ばれないとまず入れない。
そして入れてもスマホ等のカメラの部分に黒いシールをはらされて、
このイベントの内容を期間中は明らかにしないこと、ただし嘘はOKという誓約書を書かすというものだったそうです。
1ヶ月の期間でなんと3万人が訪れたというので、
なんだそりゃ?と驚いてしまいました。
入場規制(若い女性を選別?)
口外無用(犯罪隠蔽?)
真っ暗な部屋にはいるだけ(ぼったくり?)
というだけでも怪しいのに、
期間終了後、入場を許可された女性たちから
「この中で痴漢にあった」という被害の声が多数上がっているそうです。
実際に警察に届けた人もいたようで、
主催者側(ギャラリー?)は昨日ホームページに謝罪文を掲載していました。
参考ブログ↓
この謝罪というのは犯罪行為に対しての謝罪じゃなくて、
イベントを訪れた客の方が自分たちの予期しない行為に及んだという自分たちも被害者という感じの文面で論点ずれてます。
こういう自分たちも被害者ヅラをするという企業や運営ってたまにあるけどこれは謝罪じゃなくてただの言い逃れだと思う。
私、このホームページを見たんですが画面が暗くなったり明るくなったりする「視覚効果」を使ってて、超見づらいの。
謝罪文乗せるときくらいこういう「効果」はやめようよと思った。
ネットでみていると
どうやらこの運営自体が「痴漢目的」で企画されたんじゃないか?っていうくらい
「怪しい」
以前どこかの大学か、高校の学園祭で「お化け屋敷」と銘打って
実は暗闇というのを良いことに入場した女性達に男子学生たちが痴漢行為をした
というニュースをみたことがあるんだけど、
それと同じですね。。
今回は「アート」という高尚な皮を被って
話題好きの人たちを巻き込んでのイベントにしたみたいなんだけど、
もう「闇」すぎて気持ち悪い。
これこそブラックボックスじゃないか。
このイベントはSNSで拡散されて面白がっていく若い人が多かったようですが、
もうね、SNSは気をつけないと・・・。
闇の引っ掛けみたいな話が実はたくさんあるんだと思う。
友達だと思ってた人から変な勧誘されたみたいなあの微妙な感覚を味わう可能性が高い。
今回のことだって、信じていたものに裏切られる感覚でしょ。
話題性とか興味をそそるという点で
主催者側は大成功だったと思うと気持ちが悪いし、
実際に被害にあった人たちを思うと本当に不憫に思うけど、
安易にこういう怪しいものに乗っちゃだめだったという良い警鐘になったんじゃないかな?
とも思う。
SNSって特に話題を求める人たちは恰好の餌食となりやすいし、
東京はいろいろなものがあるわりには自ら楽しみを見つけないと何もないところなので、
こういうちょっと変わったイベントには注目が集まりやすいし、SNSでも簡単に拡散されちゃうから本当に気をつけよう。。
【karen’s point】
とはいっても、
こういうのって巧妙だし、堂々とやるから犯罪とわかりづらいんだよね。
記憶に新しいグルメイベント詐欺もそのひとつですよね。
私の好きな海外ドラマ「華麗なるペテン師たち」から学んだことは、
詐欺は大掛かり!堂々と!すれば怪しまれないということ。
私は今は、フェイスブックやツイッターなどの情報氾濫系のSNSは利用していないけど、
自分の身は自分で守るっていうのを改めて感じた事件でした。
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