
石井光太著「近親殺人そばにいたから」は絶対読んどけ本
こんにちは
ホロスコープアドバイザー・カレンです。
昨日と今日はご新規様のホロスコープセッションです。
ここ最近柔軟サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)エネルギー強めの人が
続けていらっしゃるんですけど、
トランジットの木星が魚座に入り21日より逆行していきますので、
その影響もあるのかなと思っています。
柔軟宮のみなさんに共通して言えるのが「目覚めの時である」ということ。
何に目覚めるのかは、人それぞれの段階やテーマによるので
セッションでじっくりお話を聞きながら進めています。
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土曜日の朝から書くような内容でもないんですが
ジャーナリスト石井光太さんの新著「近親殺人そばにいたから」
を読んでいます。
タイトル通り、
家族内での事件をルポしたもので
引きこもり、病気、介護、虐待、貧困、精神疾患等から
殺人にまで発展してしまった実際に起きた話が綴られています。
言い方は悪いですが、
個人的にこのタイプの本は大好物ですし
石井さんは非常に細やかな取材をされる人で、文章も読みやすいので、
いつもならサクサク読めるところが、
この本は内容が内容だけに心が重くなってしまい全然読み進めないのです。
本の始めに、
数年前に起きた引きこもりの息子を元官僚の父親が殺害した事件について
書かれていますが、あれは何も特別なことではなく、
日本の家庭問題の氷山の一角であると石井さんは伝えているんですね。
先日、林真理子さんの小説8050も読んだのですが、
この作品は先の元官僚の事件に
インスパイアされて書かれたとも言われています。
フィクションですし牡羊座の真理子先生らしく
スピード感がありスカッとした展開なので
こちらは1日で読み切れました。
ただ、小説としては楽しめましたが、
実際問題としてそこまで甘くないだろうというのが正直な感想でした。
話は戻って石井さんの本ですが、
寝たきりになった母親を放置して餓死させた成人した姉妹や、
精神疾患を抱えた息子を殺害した父親とのlineの会話内容がそのまま載せられていて、
けっこうえげつないです。
読んでて、当事者たちのあまりの無責任さや自己中心的な
ところに怒りと同時に吐き気すら感じるほどです。
だけど、どこか他人事とは思えず、
私の中にある”何か”を刺激するのです。
正直、もう読むの嫌だな〜〜〜と思ってるんですが、
読まずにはいられない世界がそこに存在します。
誰もが「殺人」なんて
自分とはまったく関係ないこと思っている。
でも一番身近な存在である「家族」がそばにいる限り、
その可能性は必ずあると石井さんは伝えているのです。
この本は内容が内容なだけに”読む人を選ぶ”という言い方をしたいところですが、
生きていく上で知らんぷりはできないので
絶対読んどけ!とオススメしておきます。
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