ねほりんぱほりん「リストラ担当者」の回

ねほりんぱほりん「リストラ担当者」の回

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NHKオンデマンドで「ねほりんぱほりん」

「リストラの担当者」の回を観ました。

企業の人事部で従業員を退職させる担当をしてきた人たちの話。

番組の流れは→こちら

基本的に日本では雇われている側の方の権利が強いとのことで、

リストラといっても「はい、君クビね」とは簡単にはいかない。

だから、徐々に相手を退職に促すようにストーリーを作っていくのが

自分たちの役目だったと話していました。

 

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では、どういう人がリストラの対象になるか?

という質問に対して、

家庭がある人

勤続年数が長い人

役職がある人

といってました。

MCの山ちゃんが、

「え?どういうこと?」と聞くと、

家庭がある人→減収になると困るので転職を促しやすい

勤続年数が長い人→プライドがあるので降格を嫌がる

役職がある人→業務責任を問いやすい

だから、リストラに追い込むストーリーを作りやすいとのことでした。

てっきり逆かなと思ってたので、そう言われてみると妙に納得。

 

ここまでの仕事を上層部ではなくて、

人事部がやっているというのも大変だなと思いつつ、

本人たちもそれをやらないと

いつ自分が対象者になるかわからないという

不安の中で働いていたのが苦痛だったと話していて、

そりゃそうだろうと聞いていて心苦しくなりました。

 

ただね、たしかに雇われる側も

「自分がリストラの対象になるかもしれない」という危機感は必要だろう。

とも思ったんだよね。

 

TOYOTAから終身雇用の時代は終わった

と発言があったのは数年前だけど、

それよりも前から日本の景気なんてず〜〜っと悪いんだから、

いつか突然仕事がなくなるかも、という

危機感を多くの人が持っていてもおかしくはない・・はず。

数年前から副業や複業も徐々に当たり前になってきているし、

企業に寄りかかって生きていけるほど甘い時代は終わってたんだよね。

むしろ、とっくに「え?ずっと働けるとでも思ってたの?」

という時代になっていたわけで・・・。

リストラじゃなくても、

働いている会社そのものがなくなっちゃうなんてことだってある。

で、実際コロナ禍でドドンとその流れが一気にやってきた。

 

番組の最後、

ゲストがMCの山ちゃんとYOUさんに、

「番組がなくなるときって?(どういう気持ちですか?)」と質問したところ、

山ちゃんは
「ショックはもちろんあります。でも、解雇の理由が明確なんで。あなたの商品価値がなくなりましたって」

YOUさん
だから『ありがとうございました!』って言って何事もなかったように次の現場に行くの」」

と答えたのが印象的でした。

まあ、お二人は普通の会社員という立場ではないけれども、

「もうここに君は必要ないんだ」

と言われた時に

「そうですか、はい、わかりました」

って言える人がどれくらいいるのだろう?

多くの人はプライドが傷ついて立ち直れないかもしれない。

 

でも、山ちゃんのマインドは大事だなと思う。

そっかここでは自分にはもう商品価値がないのかと割り切れるマインド。

自分に価値がないって思うのは誰にとってもキツイ。

でもその場では存在価値がないってだけで、

自分のそのものの価値が無くなるわけじゃない。

もちろん、それはキレイごとなんだけど、

そのマインドがあるだけでも全然違うはず。。

これって恋愛とか結婚も一緒で、

振られるとか離婚を切り出されるとか、

それは相手からあなたは自分にとって必要がないと言われているだけで

自分の価値がなくなったわけじゃないってこと。

まあ、そんな単純なものではないってのは100も承知だけどね。

 

話はずれたけど、

たしかに家族を養っていたりローンや生活がかかっていればリストラなんて

死んでも嫌なことなんだけど、

むしろこの時代において、危機感がなさすぎると思う。

日本が成長していた時代とは明らかに変わってきてしまっている中、

それらと同じ生き方をしていたら、そりゃおかしなことになるに決まってる。

冒頭にあげた、リストラ対象者になる人たちは

まさにその生き方を引き摺っていたのかもしれない。

だからこそ、いつ肩を”ポンポン”と叩かれる時がきてもいいような

覚悟は持っておいた方がいいってことだよね。

副業とか複業を意識するのも大事なんだけど、

それよりも

いつでもどこでも自分の足で立っていけるという自信が一番大切なのでは?

と感じたねほりんぱほりんの回でした。

 

ではでは!

 

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