三方良しのマインド

三方良しのマインド

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三方良しという言葉を聞いたことがある人も多いと思う。

近江商人の経営哲学のひとつとして「三方よし」が広く知られている。
「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、
社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方

親が商売人なので、

昔からこの手の話をよく聞かされていた。

前回書いた記事を読み返していた時、

私が仕事をする上、というか生きる上での原点は

これなんだなと改めて感じたのだ。

 

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自分が主催する会の参加人数が

少なかったので中止にするかどうか迷った時、

参加者様にも良し、

自分にも良しと考えると、

中止せず、会の時間を少し短くすることで対応するのが

最善だろうという結論にいたった。

 

人数が少ない分、お一人お一人に割く時間が長くなるので

参加者に同じだけの時間を提供できる。

マンツーマン感が高まるので参加者としてもメリットはあるだろう。

そして、

私自身も時間が短い分、負担はなくなる。

まあ、多少の延長はいつものことなので、

結果的には長くなっちゃったりもしたけど

一応そのとき納得できる自分良しの落とし所だった。

そして参加者にその旨をお伝えし、

ご了承していただけるようだったら

という選択肢をもってもらった。

 

会場費などいろいろな経費がかかる場合は

さすがにこういうわけにはいかないが、

ただ「中止」という判断だけではなく新しい選択が生まれたのだ。

単に中止、一択だけでは

参加者にはがっかりさせてしまうこともあるだろう、

むしろ信用を失うデメリットになる可能性もある。

自分も多少の損を回避できるくらいで実績にもならず、

結局、誰にも「良し」にはならない。

でも三方良しのマインドで考えることで

可能性が広がったのだ。

 

私はこの発想の転換が大事だと感じる。

 

他の方法はないか?

を考えることは何か新しいものが生まれるチャンスである。

まずお客様が良しとなるには?

それは自分だけが損することなく、

納得できる落としどころかももちろん大事だ。

 

昨今、さまざまなイベントや企画が

よくわからない理由で中止になることが多い。

そこにはだいたいが、

主催者側の判断だけで客側の選択肢がない。

「中止ったら中止なんだよ」

裏の事情はさておき、

これでは表向きには自分良し、相手悪しなので当然不満が生まれる。

 

もしもそこに別の選択肢があったらどうだろうか?

参加者に提案し、選択する自由を与える。

この時点で相手良しには少しはリーチできるかもしれない。

もちろん、全員を良しとさせることはできない。

ただ

そこで別の発想があれば、

将来的に新たな可能性が広がることもある。

アーティストのオンラインライブなんてのは

昔はありえなかったが今やかなり浸透しているのもそういうことだろう。

 

受け身の姿勢でいると三方よしの発想はまず生まれない。

最近よく思うが、

与えられること、ひいては奪うことに慣れすぎちゃっていると

せっかく自分の中にあるクリエイティブな感性が全然発揮できないのだ。

別に大層なことでなくていい、

私なんて時間を短くしたってだけだ。

ただその原点に「三方良し」マインドが

なければ考えもしなかっただろう。

世間良しまでは届かないかもしれないが、

それでも相手良し自分良しが波紋となるのではないかと思っている。

 

 

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