「生き残るつもりなの?」

「生き残るつもりなの?」

Post to Google Buzz
Pocket

 

こんにちは

ホロスコープアドバイザー・カレンです。

 

昔働いていたところで一緒だった女子大学生Kさん。

ものすごく秀才で頭も切れるんだけど飄々としてて面白い子で

Kさんがシフトに入ってる日は毎回楽しみに出勤していました。

そんなKさんの家族がまたユニークで、

お母さん、おばあちゃんの

とんでもエピソードを面白おかしく話してくれたんですよね。

その中でも私が、今でも忘れられない話。

 

スポンサーリンク

 

Kさんが

「地震や津波が来たときのために防災グッズ、揃えておいたほうがいいよね」

とお母さんに言ったところ、

 

「Kちゃん、生き残るつもりなの?」

 

と真顔で聞かれたそう。

Kさんも母親からまさかそんな返しが来るとはおもわず、

「お母さん生き残らないの?」

と聞き返すと、

「だってなるようにしかならないでしょ」

と次元の違う返事がきたそう。

 

まあ、いろんなお母さんがいますが、

だいたい母親ってのは保守的なので家族を守るために

最低限の防災意識くらいは持っているだろうという“テイ”で

Kさんもアドバイスしたつもりが

まさかの死生観のような返答が来るとはおもわなかったそう。

 

Kさんが面白おかしく話すから、

私もその時は大笑いしちゃったんですが、

そのあと、

「なぜ生き残ろうとするんだろう?」

という禅問答のような境地におちいってしまい、

そこまでして生きたいってなんだろう?

といろいろと考えちゃったんですよね。

 

まあ、このお母さんがそこまで考えてるとは

ちょっと思えないんですか(笑)

でも今でも何か必死になっている時、

私はいつもこの話を思い出しちゃうのです。

 

生きるってのは生存本能なんだけど、

でもそれだけじゃない違うものが私を生き残らせようとしている。

私としては仮にディストピアみたいな(今の現実は仮でもないけど)世界で

生きていたって楽しくもなんともない。

とも思っている。

だったらKさんのお母さんのように

「なるようにしかならない」

と流れに身を任せている方が人間らしいのかもしれない。

今の社会にはいろんな矛盾した死生観が漂っていて反吐がでそうになるんだけど、

それも人間なのかもしれないと思ったりね。

 

まあ、何度も言うようですが

このお母さんがそこまで考えて発言したとは思えないんだけどね(笑)

 

今は結婚して外国にいっちゃったKさん。

不思議な縁だったけど今でもあなたの話は私を元気づけてくれています。

 

ではでは!

スポンサーリンク

Post to Google Buzz
Pocket