
Netflix「クィア・アイ」はただの変身番組じゃない
こんにちは
ホロスコープアドバイザー・カレンです。
最近ネットフリックスのクィア・アイにはまりました。
もともとアメリカのリアリティ番組から誕生したもので、、
それぞれプロフェッショナルな能力を持つファビュラスなゲイの5人組(ファブ5)
が見た目も心もパッとしない人たちを
心身ともに生まれ変わらせるといった”変身させもの”です。
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私、お部屋大改造とかダサい人がおしゃれになるとかの変身ものが好きなんですが、
その場では変わるけど、
しばらくすると元に戻るんだろうな〜という感じちゃうものも多いんですよね。
でもこのクィアアイのすごいところは、
“心身”ともに生まれ変わらせてしまうところ。
ファッションやヘアメイクでもちろん心も変わる人もいるんですけど、
カルチャー担当のカラモというメンタルコーチがいるので、
たとえば、家族との関係がうまくいっていなかった人には、
話し合いをする勇気やチャンスを与えて
わだかまりを解いてくれるサポートもしてくれるんですよ。
正直、数日で変わるかどうかってのは後々の本人次第なのかもしれませんが、
それでもそういうメンタルへの働きかけがあるかないかで
変身度合いも全然違うと思うんですよね。
でね、
このファブ5(ファビュラスの略→素晴らしい×10くらいのニュアンス)が
ファビュラスなのは、見た目のゴージャス感だけではありません。
自分たちが経験してきた「傷」を自ら受け入れ、
変化することに戸惑う依頼者に対してそれらを真摯に伝えていることです。
「自分も過去にこういうことがあったよ」
と伝えることで依頼者たちの心を開いていくんですね。
だからといって「君も変わらなくちゃ」と強制は絶対にしません。
でも確実に依頼者の心を打つのは、
彼らがその傷を抱えていても輝こうとしているからなんですよね。
オープンにはしているもののゲイという
自分を受け入れるのにいろいろな葛藤があったと思います。
偏見や差別で傷ついた経験もたくさんあったはずです。
でもその「傷」を糧に変えて、彼らは人のために役立てようとしている。
クィア・アイが他の変身番組と違うのはここなんじゃないかなと私は思うんですよ。
誰だって傷ついた経験のひとつやふたつはある。
でもいつまでもその傷を後生大事に舐め続けていたら、
人生なんてあっという間に終わっちゃいます。
ファブ5だってまだ傷が完全に癒えているわけではないかもしれません。
その傷を誰かの役に立てようしたときに、
初めて「糧」に変わっていくんじゃないかなと思います。
ファブ5は
『ネガティブをポジティブに変えられるのは君の勇気だよ』
と教えてくれているんですね。
そんな風にファブ5によせてみてみると、
クィア・アイはただの変身番組じゃない奥行きを感じられて面白いです。
ちなみに個人的に羨ましいなと思うのは、
インテリアデザイン担当のボビーが依頼者のさえない自宅や部屋を
たった数日で(番組上)超おしゃれ空間にしちゃうところ。
まるでインテリア雑誌から抜け出してきたようなその完璧な空間に
依頼者も「口あんぐり」で、
毎回そのリアクションが面白すぎてたまりません。
最近日本版のクィア・アイも配信されていたので観ましたが、
ファブ5が積極的に日本語を使ってくれているのが嬉しかったですね〜。
彼らの人を喜ばせたいというサービス精神はまさにファビュラスだと感じました。
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