
熱海 起雲閣 文豪が愛した貴重なレトロ建築にうっとり!
熱海に行ってきました。
お目当ては、
温泉でも、海でも、熱海城でもなく、「起雲閣」です。
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起雲閣とは、熱海の歴史的に貴重な建築物。
もともとは別荘として建てられたものだそうですが
のちに旅館となり、
数多くの文豪(太宰治、山本有三、尾崎紅葉など)が
ここで執筆をしてたくさんの名作が生まれた場所とのことです。
平成11年には旅館としての役割を終え、
熱海市の管轄となり歴史的建造物として人気の観光スポットになっているそうです。
起雲閣について調べようとしたら、
公式のホームページはなく、
熱海市役所のHPの中に案内があるだけでした。
でもとりあえず
開館日、時間、アクセス方法を押さえられました。
さて、そんな起雲閣を訪れるために、
もう10何年ぶりかの熱海に行ってきました。
以前来た時は寂れた温泉町という印象だったのですが、
駅前はなんとも近代的になっていて驚きました。
駅ビルにはスーパーマーケットの成城石井や
コーヒーショップのBECKまで入っていて、
随分小洒落た?街になったなあ(←上から目線すぎ)という印象です。
熱海駅からは徒歩20分ほどなので、
せっかくだから散歩がてら歩いて行くことにしました。
熱海は坂の街です。
行きは下り坂でヨイヨイなのですが
帰りはしんどいので
バスかタクシーでの移動がいいかもしれません。
それでも
道はうねうねしていてワクワクするし、
場所によっては海がチラッと見える道もあり、
途中にはいろんなお店があるので歩いていて飽きませんでした。
ただほとんどのビルが古すぎるのが気になりました。
レトロといえばレトロで私は好きなんですが、
東海地震が来たら、
街もろとも崩れ落ちそうな古いビルが立ち並んでいます。
耐震化はされているのでしょうか?
他人事ながら心配になってしまいました。
そんな風に心配しながらも
町歩きを楽しんでいると
あっという間に起雲閣に到着です。
入り口はこちら↓
玄関を開けるとすぐに受付がありました。
入館料大人は510円です。
大きな荷物は持ち込み不可なので返金式のコインロッカーに荷物を預けて、
下駄箱に靴をいれて館内に入ります。
まずこちらの部屋に入ると、
目の前にこんな庭園を眺めることができました。
この庭園四方すべて起雲閣の建物なので、
どこからも見ることができるという贅沢さです。
わたしは和室よりも洋室に心を奪われてしまいました。
▲洋館を訪れた時は、照明ランプをチェックします。
見上げると天井がステンドグラスのようになっていてこれまた素敵。
和室の方は、文豪と起雲閣との歴史がわかる資料が展示がされていて
あの名作はここで生まれたのかと知ることができたり
太宰治が心中する3ヶ月前にここに滞在したこと(不謹慎ながらこれが一番印象に残ってしまった)など、
ここが文豪たちに愛されていた宿だったことが伺えました。
そして貴重な建物の中でも、必見はこちらです。↓
ローマ風呂!!
もううっとりです。
他にも旅館だったころの大浴場もあって、
起雲閣の長い歴史を感じることができましたよ。
【karen’s point】
こんな貴重な歴史的建造物が熱海にあったなんて知りませんでした。
文豪たちの名作が生まれた場所かと思うと感慨深いです。
現在はカルチャースクールのような教室や、
イベントスペースなどとしても利用されているようで、
私が訪れた時には、リコーダーの音がどこかから聞こえてきて、
なんだかミスマッチのような微笑ましいような・・・
ほのぼのとした、熱海らしい場所でした。
館内には素敵なレトロ喫茶もありましたので、
見学後にコーヒーを飲みながら余韻に浸ってもいいかもしれませんね。
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