
新橋演舞場 片岡愛之助 歌舞伎とはちがうラブリンの魅力全開「もとの木阿弥」を観賞してきた
新橋演舞場で上演中の片岡愛之助さんの「もとの木阿弥」を見てきました。
先日愛之助さんの歌舞伎を見てからファンになった気になる役者さんです。
今回は歌舞伎ではなくお芝居。
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8月1日から25日までの約1ヶ月東京新橋演舞場にて、
来月9月1日から25日までは大阪松竹座にて上演されます。
今回の愛之助さんは、
井上ひさしさん作による「もとの木阿弥」という演劇に出演されています。
他には真飛聖さん、早乙女太一さん、貫地谷しほりさん、
波乃久里子さんという若手からベテランまでの多彩な役者さんが揃っていました。
新橋演舞場へ
東京駅からだと、タクシーが便利です。タクシーだと約10分ほどでした。
もし電車なら地下鉄築地駅からも歩けますし、銀座方面からも歩いてこられます。
少し早くついてしまったら・・・
演舞場の前にはクリエというカフェもあります。
昼の開演だとだいたい11時くらいに開場になりますので、
それまでカフェで時間を潰している人が多いみたいです。
会場内はこんな感じでした。
新橋演舞場はラブリングッズも!
大地真央さんの舞台の時もこのブースがあったので花形の方の特等席なんですね。
パンフレットは1200円。
購入しました。出演者の方のインタビューや、思い入れ、愛之助さん、早乙女さん、貫地谷さんらの座談会などもあって、ファンの方なら買って損なしです。
お土産でもとの黙阿弥グッズも!
饅頭930円
人形焼 1290円
せんべい 930円
嬉しいことに今回取れたのは1階前から8列目というとってもいい席でした。
会場は、年配の女性だけでなく若い女性も目立ちました。
愛之助さんファンも多いですが、早乙女さんファンも多そうでしたね。
もとの木阿弥のあらすじはこんな感じです。
時は文明開化の明治。所は浅草。
黙阿弥の新作まがいの芝居を上演して興行停止の処分を受けてしまった
芝居小屋・大和座の座頭 坂東飛鶴(波乃久里子)と番頭格の坂東飛太郎(大沢 健)は、
しかたなく「よろず稽古指南所」をひらく日々。
今日も野菜売りの安吉(浜中文一)たちが「かっぽれ」を習いに来ている。
そこへ男爵家の跡取りの河辺隆次(片岡愛之助)と、書生 久松菊雄(早乙女太一)が訪れる。
幕開けがすごい!
舞台が始まると、
手の込んだ演出から始まり観客がぐっと引き込まれます。
派手な歌声と踊り、波乃久里子さんも早くも登場で舞台が引き締まります。
前回この新橋演舞場で見たのは三宅裕司さんのコメディだったので、
ハプニング的に起こることや、
アドリブなどでも楽しむ即興的な面白さがありましたが、
このお芝居は作り込み方が全然違うのが感じられました。
細部にまで役者さんそれぞれの役への思い入れが強く感じられ
迫力がある幕開けでした。
いよいよ愛之助さん登場
待望の愛之助さんが登場するのは開演から15分ほど、
満を持しての登場はとてもユニークな演出で会場がわ〜っと盛り上がりました。
愛之助さんの華が加わると会場中の人たちが
愛之助さんに釘付け!
やはり発声も落ち着きがあり所作が美しい!
歌舞伎役者さんの存在感はたまりませんね。
歌舞伎の時よりは愛之助さんそのままの雰囲気もあって、
途中コミカルな場面もチャーミングに演じられていました。
愛之助さん以外の出演者の感想
可愛い、コミカルさもいい!貫地谷しほりさん
登場すると舞台がふわっと明るくなる可愛さ。ヒロインにふさわしいです。
意思の強い娘役をうまく演じてました。
愛之助さんと比べるとちょっと可愛らしすぎかしら?と思っても見たり・・・
ちょっと空回り感がんばれ!早乙女太一さん
役柄的に仕方ないのですが早口で少しバタバタ感があって
もう少し落ち着いた演技を見せて欲しいと感じました。
元宝塚の歌唱力が光る!真飛 聖さん
劇中に歌を歌う場面がありますが、見事に歌い上げてました。
ベテラン、重厚感!波乃久里子さん
ほぼ出突っ張り。この方がいなかったらこの舞台は成り立たなそう・・。
それだけ存在感が強烈でした。
華やか素敵!床嶋圭子さん
舞台に登場するとその華やかさに圧倒されました。
姿勢が素晴らしく、難しい衣装も見事に着こなしていてうっとりする美しさでした。
ベテランから若手まで混ざっての演劇。
愛之助さんよりも波乃さんがほぼ出突っ張り。
ミュージカル的なものから、劇中劇、
ファンサービスと思える歌舞伎を少し意識した演出もあり、
とにかく盛りだくさん。
ただ盛りだくさんすぎて、
途中で中だるみしてしまった感がありました。
もう少し短くても十分楽しめたと思います。
最後があっけなく終わってしまったのがちょっと残念かな。
まとめ
役者さんの舞台への思い入れが詰まった作品でした。
芸達者の人たちなので最後まで安心してみることができました。
前回の愛之助さんの歌舞伎「鯉つかみ」で
ハートをぐっと掴まれた私にとっては間近でラブリンを見られたのが良かったです。
もとの木阿弥は新橋演舞場で8月25日までです。
ちなみに愛之助さんはそのあとも続けてイベントに出演されるそうです。
26日は栃木で、28日は平泉で29日は横浜でというハードスケジュール。
体を壊さないように気をつけてもらいたいです。
東京公演 新橋演舞場
日時:2015年8月1日(土)~25日(火)
チケットはこちら
大阪公演 大阪松竹座
日時:2015年9月1日(火)~25日(金)
チケットはこちら
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