世代交代できない人を「プロッフェッショナル」とは呼べない

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もうすぐサッカーのワールドカップが始まりますね。

ハリルホジッチ監督が突如解任されてしまったというニュースくらいから

日本のサッカー事情も、危ういのでは?と思い始めていました。

 

ネットでのサッカーファンの人たちによると、

どうやら本田選手が監督の解任に絡んでいたのでは?という話もあるそう。

本田選手が監督の元だと、自分が代表に選ばれない可能性があるため

協会やスポンサーに直訴して監督の解任まで持って行ったという

あくまでゴシップどまりの話かもしれませんが、

なんだかやりかねないな〜と思っちゃいました。

 

私は以前から本田選手がどうも苦手なんですよ。

「ワールドカップで優勝する」

とか

プロフェッショナルという番組で

「プロフェッショナルとは?」

という質問で自分で「ケイスケ・ホンダ」とか

言っちゃうところが嫌なんですよね。

「ビックマウス」と言われていますが、

普通に勘違いだと思うんですけど。

 

参考記事→本田圭佑がまた“名言”?「プロフェッショナルとはケイスケホンダ」にネット大反響

 

 

私、サッカーには詳しくないですが、

本田選手のピークって、ワールドカップの南アフリカ大会とも言われているそう。

もう8年も前の話です。

それでもまだ現役で代表に選ばれるというのはすごいことかもしれませんが、

次世代の選手たちの活躍の場を奪って良いのか?

と思うんですよね。

 

確かに代表としてワールドカップという舞台に立ちたいというのは

サッカー選手として誰もが目標とすることです。

けれどもいくらベテランとはいえ、

本田選手は8年前と今とでは体力的にも衰えているはずです。

技術的にも海外のファンタジスタ?と呼ばれるような選手たちに比べたらそこまでないですよね。

本当に日本のサッカーの未来を考えたら

若手選手に座を譲ろうという考えがないのかな?と疑問にも思いました。

 

これね、本田選手の話だけじゃないんですよ。

日本には

「いつまでも現役でいることが素晴らしい」という風潮がありますが、

そうではなくて、

ある程度自分がベテランの域に入ってきたら

自分の技術なり、立場なりを次の世代へ橋渡しができるように、

場や人を育てていくことの方が素晴らしいのです。

そういうことができるのが

本当のプロフェッショナルだと私は思います。

 

たしかに、いつまでも現役で活躍することというのは、

自尊心を高めますし、同世代の人への勇気を与えることかもしれません。

でもいつか絶対に諦めないといけない時がくるんです。

その現実を受け止めきれず、見て見ぬ振りをして、

周りの足を引っ張っていることにも気づこうともせず

「自分はまだまだやれる」というのはただのエゴです。

 

今、日本中を騒がせている日大アメフト部問題も、

監督やコーチが自分のエゴのために、

若い世代を犠牲にしてしまいました。

本来なら学生が主役であるはずの舞台で

自分たちの評価ばかり気にしているからあんなことになったのです。

いくら監督やコーチといえども大学スポーツでは「脇役」です。

脇役が主役の邪魔をしたので舞台から降ろされたのです。

 

本当のプロフェッショナルは

脇役どころか黒子となり、

舞台が成功するために影の存在として貢献しようとするのです。

 

世代交代というのは、自然の流れなのです。

自分のやってきたことや立場が世代交代で無くなることではなく、

今まで培ってきたものが未来へ受け継がれていくことを喜びと感じられるのが

本当のプロッフェッショナルではないでしょうか?

 

いつまでも自分のエゴに振り回されていると、

プロッフェッショナルどころか、時代遅れの裸の王様になってしまうのです。

それがわからないようなら

本当の「プロフェッショナル」とは呼べないと思います。

 

少し前に、大リーグのイチロー選手が球団アドバイザーで

シアトルマリナーズと契約を結んだというニュースがありましたよね。

イチロー、今季出場せず 球団アドバイザー

次世代への影響を考えるとイチロー選手らしい判断ですね。

 

「プロフェッショナルとは?」

「未来へ繋げられる人」

だと私は思います。

 

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