
映画「ジュリー&ジュリア」をブロガーとして観る
少し古いのですが2009年に公開された「ジュリー&ジュリア」という
ブロガーをテーマにした映画を観てみました。
《こんな映画 (一応ネタバレ)》
映画タイトルにあるジュリアというのは
1960年代に出版したフランス料理本で人気となった
料理研究家ジュリアチャイルドのこと。
ジュリーというのは現代のNYで働く女性。
仕事の行き詰まり感からブログを始めることを決意。
そのブログが話題になり、映画にまでなっちゃった人。
実話です。
映画は現代のジュリーと60年代のジュリアの2つの世界が交互に展開されていきます。
ブロガー目線としてジュリーに注目して観てみました。
《きっかけは変わりたいという気持ち》
ジュリーがブログを始めたきっかけは、
仕事の行き詰まり感がある日々、何かしたい、変わりたい、
そんな気持ちがあってもなかなか動き出せずにいたとき
ある日、周りの友人たちがブログを始めて
きらびやかな世界に入っていくのにショックを受けます。
そこで彼女もブログを始めることを決心。
それは
「1年でジュリアチャイルドのレシピ本の料理を全部作りブログを書く」
ということ。
500以上のレシピを365日でつくる。
ブログのコンセプトがはっきりしていて面白いしアイデアの付け所がすごい。
チャレンジャーですね。
《泣いても怒っても書く》
映画見ていて思ったのはジュリー、正直「抜け女子」なんですよ。
料理してる最中に寝て焦がすとか。
せっかく作った料理をひっくり返しちゃうとか。
自分が悪いのに泣いたり、旦那さんに八つ当たりしたり(旦那さん可哀想)。
こんなに失敗したら料理もブログも嫌になっちゃいそうなんですが、
くじけているのかいないのか、そのあたりもブログに綴りながら続けます。
「だってやるって決めたんだもん」という
彼女の持ち前のパワーが感じられます。
《継続は力なり》
最初はブログのコメントがお母さんからしかつかないものの、
続けていくうちに読者からコメントが入り始めます。
料理の腕前もだんだん上がってきました。
ある時、ジュリーのブログがマスコミの目にとまり、
一気に出版社などから取材や本の出版のオファーが入るんですね。
ジュリーがブログを続けた成果が表れていきます。
そして無事1年かけてレシピもすべて作り終わり当初の「抜け女子」から
人気ブロガーに成長していました。
《楽しむのは自分の成長》
この映画を観て思ったのは、ジュリーにとっては
「日々のブログを書くことが楽しい」ということよりも
「自分が成長することが楽しい」のかなと思いました。
大人になったらいつのまにか「成長」ではなく
「歳をとる」という感覚になりがちかと思うのですが、
ジュリーの場合は、料理をすること、ブログを続けることが
実は自己の成長に繋がっていくことに喜びを見出していったように思えます。
人間にとって成長って喜びなんですね。
ジュリーの当初の「変わりたい」という決心はちゃんと形になって返って来ました。
《やらないよりはとりあえずやる》
「私ブログ続けられるのかな?」とか毎日頭をもたげてきますけど、
やらないよりはやれるところまでやれたことも
成長にカウントできるのではないのかな?と思いました。
ジュリーは1年でレシピブログを完成させました。
それが彼女の成長の記録になったのですね。
そんな風に考えるとブログを書くのがより楽しく感じるのかもしれません。
ジュリーみたいに映画になっちゃうところまでは
本人も想像できなかったと思いますが、
そんなシンデレラストーリーもあるんだなと思うとブログってすごいですね。
ちなみに、たくさん美味しそうなお料理がでてきますので
映画見ているとお腹がすいてきます。
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